貴方を忘れない
隣りに、チョコン…と
座ってみた。
手の甲を
ツンツンっとつつかれて
その後
そぉーっと手を繋いだ
「おいで?」
そう言われて
私は
耳から心臓出ちゃうかも!?
と言うくらい
恥ずかしくて
目を合わせないようにして
コテンっ
と、隣に寝転んだ。
しばらく
手をつないだり
頭を撫でてもらったり
そして
初めてのキスをしたり
けれど突然
彼が
うつぶせになって
枕に顔を埋めて
あーーー!!と叫んだ
「どうしたの!?」
と、心配する私の方を振り返らず
「約束したから
我慢してるの。」
と、彼が言った。
愛しくて
可愛くて
嬉しくて
少し、寂しくて
でもすごく、すごく、嬉しくて
彼に背中から抱き付いて
「えらい~!」と
褒めてしまったくらい。
その日は
たくさんキスをして
たくさん引っ付いて
たくさん喋って
会いたかったよって
たくさん言った。
今でも、会いたいよ