貴方を忘れない
彼と、特に何かするわけでもなく
だけど
まるで夢でも見ているようにフワフワと
笑って、抱き合って過ごした
暇だから散歩に出てみたり
同じ部屋で
背中合わせで漫画を読んだり
彼の日常に
私が溶け込めるのが嬉しかった。
最後の日
彼の部屋で過ごしながら
夕日を見ていた。
明日帰らなくちゃいけない。
それだけがすごく、目について
一緒にいられる最後の時間なのに
離れる悲しさばっかりが
私の頭の中を支配していた。
黙っていた彼が呟いた
「会いに行くから、お前もまた来いよ?」
それを聞いた私は
もう堪えることができなかった
「…帰りたくないよ。」
「仕方ねぇべ。俺、明後日は朝から仕事だし。」
「仕事終わるまで、大人しく待ってるから、ご飯も作るし、夜寝るのも邪魔しないから、あと少しだけ居たいよ、帰りたくないよ!!」
そう言いながら
私は大泣きしはじめてしまった。
だけど
まるで夢でも見ているようにフワフワと
笑って、抱き合って過ごした
暇だから散歩に出てみたり
同じ部屋で
背中合わせで漫画を読んだり
彼の日常に
私が溶け込めるのが嬉しかった。
最後の日
彼の部屋で過ごしながら
夕日を見ていた。
明日帰らなくちゃいけない。
それだけがすごく、目について
一緒にいられる最後の時間なのに
離れる悲しさばっかりが
私の頭の中を支配していた。
黙っていた彼が呟いた
「会いに行くから、お前もまた来いよ?」
それを聞いた私は
もう堪えることができなかった
「…帰りたくないよ。」
「仕方ねぇべ。俺、明後日は朝から仕事だし。」
「仕事終わるまで、大人しく待ってるから、ご飯も作るし、夜寝るのも邪魔しないから、あと少しだけ居たいよ、帰りたくないよ!!」
そう言いながら
私は大泣きしはじめてしまった。