キラキラ
結構探し回って、やっと自販機をみつけた。
途中何度か話しかけられたけど、全てうまく交わして逃げてきた。
「んー、どれにし……ぎゃっ」
ちゃりんちゃりーんと音を立てて、小銭が散らばる。
あーん。やっちゃった。
最悪だ。自販機の下とかにはいってるし。
あたしは膝をつけて自販機の下に手をのばす。
んー、あとちょっと…ちょっと…ちょっと!!
「届かなーい」
「おーい、いちごパンツ」
「へ?」
なんだか聞き覚えのある、男の子の声がしてあたしは振り向く。