キラキラ




結構探し回って、やっと自販機をみつけた。



途中何度か話しかけられたけど、全てうまく交わして逃げてきた。




「んー、どれにし……ぎゃっ」



ちゃりんちゃりーんと音を立てて、小銭が散らばる。



あーん。やっちゃった。



最悪だ。自販機の下とかにはいってるし。



あたしは膝をつけて自販機の下に手をのばす。



んー、あとちょっと…ちょっと…ちょっと!!




「届かなーい」


「おーい、いちごパンツ」


「へ?」



なんだか聞き覚えのある、男の子の声がしてあたしは振り向く。




< 38 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop