〜クロネコ〜
「総司何処いく?」
「あの丘はどうですか?」
「いいね!」
色々な花が咲いている丘に舞桜羅と総司は腰をおろした。
「ここ結構いいね…ねぇ総司」
「ん?」
「総司は先に死んじゃったりしない?」
「大丈夫ですよ?貴女をおいて行ったりはしない…」
「そうだよね…総司!約束だからね!」
「クスッわかりました」
ごめんなさい舞桜羅さん…僕はこの時代に置いて行ってしまうかもしれない…
貴女と新しい時代を迎えたかった。でも、一緒に死にたい。嗚呼僕って本当に矛盾してるね…
その後舞桜羅と総司はお互いの温もりと心拍を感じながらただ黙って空を見上げていた。