〜クロネコ〜
「総司?起きてる?」
モゾ
あ、狸寝入りしてる…いたずらしちゃお!
「寝てるのか…」
私は、総司に近寄った。
ドサッ
世界が回った。
いや、押し倒されたのだ。
「きゃあ!そう…じっ」
「舞桜羅さん、貴女は僕の将来を知っているから不安なんですよね?」
私は、コクリと頷く
「クスッ…大丈夫ですよ!僕の将来がどうであれ、貴女と居られれば僕はいいんです。
また、来世で会えるから。」
「そっか…そうだよね!また生まれ変われる!ありがと総司…私は、その言葉が欲しかったのかもしれない…」
私は、静かに涙を流した。
「その涙全て僕が受け止めます」
「ありがとっ!ありがとっ!総司!愛してるっ」
「んなっ!もう知りませんからね…」
「ぇ!…ふぁっふぇっんんっ!んっ!そぅじっ!」
私の口に総司の舌が入ってくる…私を包み込むような温かくて優しくて
長ーく長ーく甘ーい接吻だった。