空の涙
遅刻しそうって時なのに
私達はゆっくり歩いていた。
「 そういえば今日テストだね~ 」
「 おう、お前大丈夫なのか? 」
空が私の顔を覗きながら言う。
「 あはは~大丈夫だよ 」
こういう不意な行動が
困るんだよね..//
「 お前の大丈夫は大丈夫じゃないけどな 」
空は、やれやれとでも言いたそうにしながら
ズボンのポケットに手を突っ込んだ。
「 何それ!むぅ~ 」
いくら何でも馬鹿にするなんて
酷いーッ
私は頬を膨らました。