first love~世界で一番素敵な初恋~


最初は唯那としか話さなかったが、次第に俺と距離を置いていたクラスの皆とも仲良くなり、今の4人グループともこの時から少し話すようになっていた。


だから今の俺があるのは唯那のおかげ。


他のクラスメートと話すようになっても、俺が一緒に居たのは唯那だった。


その時は、彼女のことは友達としか思っていなかった。


でも、気付けば彼女のことを目で追うようになり、他の男の子と話しているのを見ると苛々するようになっていた。


この気持ちが恋だということに気付くのには時間が掛からなかった。


これが俺の初恋だった。


< 44 / 348 >

この作品をシェア

pagetop