♀恋愛小説家の片思い♂(ベリカ限定)/完
晴夜side
晴夜side
あの時、顔が真っ赤に染まった桜夜さんのつやつやしたピンク色の唇に目を奪われた。
そしたら、思わず自分からキスをしてしまった
思ったとおり、甘くて、もっとしたいほど美味しかった。
あんなに魅力的なのに、なんで男子からモテないのがすごく、不思議だと思った。
あのキスから、ずっとあの感覚、味を思い出してしまう。
いつでも、どんな時も。
もしかしたら、好きになってしまったかもしれないとおもったときもあった。
でも、俺の裏の顔を知られたら引かれてしまうかもしれないと悩み、好きなのを諦めようとも思った。
でも、それは出来なかった。