馬鹿者。コッチを見なさい!!






吉川の家にはすでに大河と鈴木が居て、
勉強を始めてた。










「よし!じゃあ、始めるか!!」










吉川の合図で一斉に勉強会が始まった。










そっからは吉川と大河と俺で鬼のような勉強会が始まった。










吉川がスパルタなこと。





「莉奈!この問題終わるまでお菓子食べたらダメ!!」





「あかり!鏡をしまいなさい!!自分にうっとりするのは勉強が終わってからでもいいでしょ?!」






「この問題はさっきと同じだよ?!何回いわせるの!!」






「いい加減ケータイをしまえ!!折るぞこのヤロー!!」








それはそれは、大河と俺がドン引きするほどで、おかげで田中と鈴木はこの数時間でほとんどの問題が解けるようになった。








「………疲れた。」







「だまらっしゃい!!」





パンッ!!





「痛いよ!アタイの美しく可憐な花のように華奢な腕を定規で叩くなんて!!」









「喋ったらお尻ペンペンよ!!」









「アタイは高校生だよ!!」









どんな話をしているんだ。







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