馬鹿者。コッチを見なさい!!
田中あかりの衝撃
夏休みも終わり、始業式当日。
今日から二学期が始まる。
相変わらず暑い。
「田中ー!」
後ろからアタイを呼ぶ声が聞こえた。
一瞬学かと期待したが
「なーんだ、橋本かい。」
「悪かったな学じゃなくて。」
「本当よ。」
「ちょ。否定して。地味に傷つく。」
通学カバンを、リュック背負いしながら
金髪の髪を揺らして走ってきた。
「てか、あの後。先輩の方はどうなったのよ。」
花火大会の後の先輩達は警察に通報したが、そのあとは聞いていない。
「あぁ。あの先輩笠井って言うらしいんだけど、なんか学校に言われたみたいで自宅謹慎だって。
他の奴らも同じだよ。」
自宅謹慎かー。
拉致監禁した上に莉奈の顔を切ってそれは緩いな。
後で校長室行こう。
そんな事を話してるうちに学校についた。