馬鹿者。コッチを見なさい!!
「………好き。」
なんだ。
この可愛い生き物は。
「もう一回…」
「好きだよ。」
「もっと。」
「……大好き。」
「全然足りないっ!」
「……好きです。
お金が貯まったら、そのネックレスの本物買う。絶対幸せにするから。
俺と付き合って下さい。」
「……っ!!はい……」
あーもう。
可愛い過ぎて爆発できる。
高校一年生の秋。
今できる精一杯のプロポーズ。
そんな俺たちを影から吉川が見てたとは梅雨知らず。
「……爆発しやがれ。バカップル。」
って言ってたことは知らなかった。