馬鹿者。コッチを見なさい!!
「……学?……なんで?
清水奈々とあってたんでしょ?ここにいちゃダメじゃん。」
今まで聞いたことないくらい優しい口調だった。
いつもの強気の田中がいない。
田中
戻ってよ。
「オラァァァっ!!伊藤!!
表に出ろやぁ!!堂々と女子寮はいるたぁいい度胸してんじゃねーか!!あぁ?!」
さっきの生活主任の先生が入ってきた。
すると、俺の襟首を掴み
外に放り出した。
「田中!!また明日、話そう!!」
先生がドアを閉めるギリギリの所で叫んだ。