馬鹿者。コッチを見なさい!!
雛からもらったIDを速攻登録して
「どうしよう!!なんて送ればいいかな?!」
なんで、こんなに緊張するんだろう。
今まで男にLINEなんて腐る程やってきた。
なのに、登録された『学』の文字が
嬉しくてたまらない。
「うーん。とりあえず、ID登録したこと伝えれば?」
確かに。
まずそっからだ。
「……でも、ちょっと時間遅くない?
友達にも見られたらどうしよう!もしかしたら、気づかないかもしれない!!無視されるかも!」
いろんなことが不安でたまらない。
一番怖いのは、無視された時だ。
そんなことされたら、怖くて立ち直れないかもしれない。
「……そんなことはないと思うけど。
でも、この時間は迷惑かな?」
莉奈が同意した。
「うーん。まぁLINEは明日でもできるし。とりあえず、可愛くなろっか。」
雛がとんでもないことを言った。