“ 忘れたくない ”
「え?」

ぱっ、と見てみると、だいすけのお母さん
らしき人が何か怒りながら、傘でつきさしている。


「…――まじ、いてぇって!!」

そう聞こえたかと思うと、だいすけと
お母さんが、店から出ていった。


*・*・*・*・*・*・*・*・*


そして、次の日。

私は、またあんなと昨日の飲食店に、来ていた。

普通に、お茶しに来ただけだけど、そこには、
だいすけと、その友達が5人ぐらいで集まっていた。

―えぇ!? またいるよー…―

そう思っていると、あんながそのグループにいる、だいすけと話はじめた。

―え、え!? ど、どうしよ…―

私は、人見知りで、しゃべれないでいたら
だれかがしゃべりかけてくれた。

その人としゃべっていて、何となく
そのグループと仲良くなれた。


――― このグループに出会って1カ月後に、
私は、こんなに好きになる人が
現れることを、想像することも
なかった。―――――
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