意地悪な君に
――――放課後
千紗との誤解も解け、決意を新たに放課後を迎えた私。
“早く悠先輩と話したい”
そう思うと、午後の授業は長く感じた。
そんな中、やっと迎えた放課後。
悠先輩と話をしに、生徒会室へ、行き――――
たかった。
そう、学園祭まであと2日。
「美晴!どこ行くの!今日は許さないよ!」
「えっっ…!あの、ちょっとだけ……」
「ダメ!!!!」
クラスメートがそれを許してくれなかった……
そして、生徒会室に行けないまま、日はとっぷりと暮れたのでした――――