意地悪な君に





――――放課後



千紗との誤解も解け、決意を新たに放課後を迎えた私。




“早く悠先輩と話したい”




そう思うと、午後の授業は長く感じた。



そんな中、やっと迎えた放課後。
悠先輩と話をしに、生徒会室へ、行き――――


たかった。





そう、学園祭まであと2日。


「美晴!どこ行くの!今日は許さないよ!」

「えっっ…!あの、ちょっとだけ……」

「ダメ!!!!」



クラスメートがそれを許してくれなかった……


そして、生徒会室に行けないまま、日はとっぷりと暮れたのでした――――




< 150 / 156 >

この作品をシェア

pagetop