余命1日未満の恐怖
色んなところで色んなことが起こり始めた
まず、警告されたにも関わらず、この国から脱走しようとした者がいた
その者は捕まり、縛り上げられ散々いたぶられた挙句に、四肢を斧で切られ、最後に首を切られて死んだ
どうして、わたしなんかが知っているかというと、映像が画面という画面で流れたからだ
携帯やゲーム、テレビなどでだ
テレビを見ていた人はお笑い番組だっただろうが、一瞬で青ざめ、
ゲームをしていた子供達は泣き、
携帯をいじっていた人達は恐怖に固まり、
私の年の高校生達は本当に死ななければいけないことがわかり、静かに泣いていた。
もちろん、わたしもさっきから足が震えて立っていることすら出来ないし、勝手に後から、後から涙が出た