シークレットプリンセス〜山下龍牙編〜
「え…?」
「とにかく!
監視役するからには
きっちりするから。
監視役が無理な日があるから
その時は…。
凪さんよろしくね!」
「はぁ?!」
芦川さんは
鋭い目で私を睨む。
怖い…。
「凪。
かわいこちゃんを睨まない
睨まない♪」
敬太さんが
芦川さんをなだめる。
「とにかく。
ゆめちゃんの住む場所は俺のマンションでいいでしょ?
セキュリティシステムいいし。」
「はぁ?!
私は龍牙さんのマンションで住むのですか?!」
「ここのホテルでもいいよ?
ゆめちゃんのアパートセキュリティシステムいいの?」
「いえ…。
悪いです…。」
「じゃあ俺のマンションでいいよね?」
うなづくことしかできない…。
やたらと
セキュリティシステムにこだわるな…。