シークレットプリンセス〜山下龍牙編〜
「よし!
気合いいくぞ!」
私は
鏡の前で顔をパチンと叩いて気合いを入れる。
こういう慣れないパーティーは
ストレスが溜まりそうだからだ。
お手洗いを出ると…。
ドン!
誰かとぶつかってしまった。
「すみません!」
「私もよそ見をしてしまっていて…。
すみません…。」
彼女は
ミルクティー色の髪の毛が特徴な綺麗な女性だった。
でも。
「どこかで…
お会いしたことは…?」
「えっ…と。」
似てる。
あり得ないが似てるのだ。
ある人に。