シークレットプリンセス〜山下龍牙編〜
「凪さん。
ちょっとゆめちゃんと二人きりになりたいから部屋かりれる?」
「あのこと話すのか?」
ケイジさんの問いかけに
龍牙さんはうなづく。
「変装のこともばれちゃった訳だし。
これから俺が監視役を続けるのも…。
ゆめちゃんに支障が出るかもしれないでしょ?」
凪さんは
うなづくと鍵を渡す。
「ありがとう。
行こうか。
ゆめちゃん。」
私は
龍牙さんに手を引かれて
エレベーターに乗った。