シークレットプリンセス〜山下龍牙編〜
その男は
懐から銃を取りし
私の腕を引っ張る。
「動くな。」
芦川さんは
睨むようにそのホテルマンをみる。
「小影?とか言う男なら
地下にいるんじゃないですかね?
殴ったら気絶したので。」
「お前は
変装が上手いと聞いていたが…。
それほど小影に似らすとは
対したものだ。」
「変装が趣味なので。」
そのホテルマンは
ニヤリと笑う。
「離して…。
七海さん。」
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