トライアングル
「なーんてな!もったいなくて

聞かせたくないし。

それより…鈴、もう1回しよ」



直は、私が何も言わない間に

唇を塞いでいた。


私の、意識がなくなりかけた所で

ドアの向こうから、声が聞こえる。



「直!」



直は、淳の声は全く無視して

私にキスを続ける。



「直!聞こえてんの?」



私が、直を見ると

全く聞こえていない様子…。


聞こえているけど、聞こえてない

振りかな?



淳も、反応がないのに、

イラッとしたのか?

いきなりまた、ドアを開けた!




ガチャッ



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