トライアングル
「おいしーい!」


「な!達成感の後の肉は、最高だな」


「うん」


笑顔で答えた私を、大倉くんが

じっーと見つめる。


「何?」


「うれしい」


「え?何が?」


「鈴ちゃんが、笑ってくれたから」


「え?」


「だって。すげぇー、壁作られてんの

結構、傷つくんだからなー」


「あ…ごめん。」


「ウソウソ…ってウソでもないけど…

まぁ、友達でいいからさっ」



そう言うと、焼きたての肉を

お皿に、乗せてくれた。




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