トライアングル
ライバルですか?
次の日、直が、私を迎えに来た。


2人で電車に乗って、学校に着くと

誰かが直に、近付いてきた。



「あの…お話があるんですけど…

ちょっと一緒に、来てもらえますか?」



小柄で、大人しそうな子が、話掛けてきた。



「ここじゃ、ダメなの?」


「…出来れば…あっちで…」




小柄な子は、下を向いたまま

顔を、あげようとしない…





「直!先に行ってるね」


「え?」


「じゃあね~」


「鈴!」




私は、直を置いて下駄箱に向かった。



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