トライアングル
放課後、直はすぐに私の教室に迎えに

来てくれた。


いつもと変わらない態度に

安心するものの、直のことをチラチラ

見てしまった…。



「どーした?」


「ううん。どっか寄ってく?」


「いいねー。どこ行こっか!」


「あっ!アイス、食べたいな」


「駅前のアイス、美味いらしーぞ」


「ほんと?行こう〜」




そんな会話をしていたら、後ろから

誰かが、会話に入ってきた。



「直ー。アイス屋のこと、覚えてて

くれてたんですかぁー?うれしーい!!

私とも今度、行ってくださいねー」




そのまま笑顔で、手を振って走って

行った…。



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