トライアングル
「何だよ、マジでケンカ?」



淳は、私に近付くと、頭を撫でた。



それにより、ガマンしていた涙が

溢れてきた…。



「後ろ乗れよ」


「え?」


「公園でも行くぞ」



私は、淳の自転車にゆっくりと乗った。




ボーッと乗っていると、近くの公園に

着いた。


淳はベンチに座って、隣を指差した。



「で?何があったんだ?」


「………」


「言いたくないなら、無理には

聞かないけど」


「そーじゃないよ…あのね…」



私は、今日あったことを淳に話した。




< 156 / 396 >

この作品をシェア

pagetop