トライアングル
「鈴…来てくれたんだ…良かった…」



いつになく、小さい声の直に胸が

キュンとなった。



ベットに、2人で座った。



「アイツ…浪瀬っていうんだけど

大人しいって思ってたら、全然違って

シカトしても、冷たくあしらっても

全くめげなくて…」


「うん」


「でも、オレが揺れてるとか

全くないから。

オレがスキなのは、今までもこれからも

鈴だけ!



ただ、ごめん。

不意打ちで、キスされた」


「え?」


「マジで、ごめんなさい」


「………」


「鈴…?怒ってる?」



「やっぱ、勘は当たるね。

告白なんて…たくさんされてるの

知ってるけどあの子に、直が

取られそうな気がして…

恐かったんだよ…」




私が俯いていると、直が私のことを

抱き締めた。



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