トライアングル
中に入ると異様な雰囲気に

私は、足がすくみそうになった。



「鈴ちゃん、大丈夫?」


「洋服、掴んでいい?」


「全然OK!」



私は、大倉くんの洋服の裾を掴んだ。



そのまま歩いて行くと、何やら変な音。


曲がり角を曲がると、首のない人が

立っていた!



「キャーーー」



私は思わず、大倉くんにしがみついた。



「大丈夫?」


「ごめん。やっぱ恐い…」


「手繋ぐ?」


「うん」



私は、恐さに負けて、手を繋いだ。



その後も、次々に脅かされ続けて

私は、腰が抜けてしまった…。



「わぁ!!」



気がつくと、大倉くんに抱きかかえられ

て、出口に辿り着いた。



私は、大倉くんに抱き付いていた…。




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