トライアングル
「鈴、大丈夫?」


「うん…腰抜けちゃって…」


私が、大倉くんから体を離すと

直のグループが、立っていた。



「直…」


「キャーーラブラブですねー。

直〜、私たちも、ラブラブお化け屋敷

行きましょうー」



直は、悲しい表情をして

私を見ていた…。



私が、訳を話そうとすると

直は浪瀬さんに連れられて

歩いて行ってしまった。



「ごめん…俺が…」


「何で謝るの?

大倉くん、悪くないじゃん。

重いのに、ありがとね」


「彼氏、誤解したよね?」


「ちゃんと話せば、わかってくれるよ」



大倉くんに、ベンチに降ろしてもらい

少し、休憩することにした。



「じゃあ私と昴、飲み物買ってくるね」


「うん」



私は、ベンチに座って休むことにした。




< 164 / 396 >

この作品をシェア

pagetop