トライアングル
鈴side



「鈴!大丈夫?

大倉くんから、だいたいは聞いたけど…」


「うん。心配かけて、ごめんね」


「鈴ちゃん、仲直りしてないの?

話しなくていいの?」



大倉くんも心配してくれた。



「うん。ちょっと時間ちょうだいって

言ったの…」


「そーなんだ」



その後、みんなに心配かけないように

空元気で過ごした。



解散になり、私は1人で家に向かって

いた。



何で、こうケンカした時に限って

会っちゃうんだろう…。



「淳…」


「鈴。まーた暗い訳?

遠足、だったんだろ?」


私は、淳の顔を見たら

また涙が止まらなかった…。



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