トライアングル
「愛桜…私、直とちゃんと話するね」



愛桜は笑顔で頷いた。



「愛桜、ありがとう」


「気をつけてね!」



私は、愛桜の家を出て、直に電話をした。



『もしもし』


「直?今から話せる?」


『うん。どこで話す?』


「直の部屋、行くね」


『わかった。今どこいんの?』


「愛桜の家から、帰るとこ」


『途中まで、迎えに行くから』



電話を切って、私は駆け出した!



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