トライアングル
すっかり、暗くなった道を

小走りで急いでると、向こうから

直が、歩いて来るのが見えた。



「直ーーー!」



私が呼ぶと、手を振ってくれた。



「はぁ…はぁ…迎えに来てくれて…

ありがとう…はぁ…はぁ…」


「大丈夫かよ。走って来たのか?」


「うん…ちょっと息切れ…わぁ!」



突然、直に抱き締められた。





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