トライアングル
「鈴、ごめん。

お前の気持ち、考えなくて…」


「私も、ごめんね。

でも…直以外、考えられない!」


「オレも。

ぜってぇー、離したくねぇー」


「ありがと」



ゆっくり身体を離されると

自然と目が合って

お互い見つめ合った。



「鈴、好きだ!

すげぇー好き…

これからも、オレの側にいてくれ」


「直…直…大好きだよ…。

私も、離れたくない…」



ポロポロと涙が零れ落ちるのを

直が、拭ってくれた…。




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