トライアングル
午前中は、クラス事に見学をして

お昼は、和食のお店で定食を食べた



「午後は、班別行動だけど

ハメを外さないようにな!

集合は3時半。じゃあ解散!」



私は、愛桜に手を振ると

周りをキョロキョロ見渡した



すると、突然頭をポコッと叩かれて、

振り向くと笑顔の直が立っていた



「直!よくわかったね」


「オレを誰だと思ってんの?」



ドキっ!!



最近おかしい私の心臓が



今日もドキドキうるさい…



「行こうぜ!」


「どこ行くの?」


「ちょっと歩く」


「え??」



どこに行くかわからず、歩くこと10分


学校の人はいなくて、

静かで自然がいっぱいの丘の上からは

遠くに街並みがたくさん見えた



「わぁーキレイ!」



私がそう言うと、直は満足そうに

微笑んだ




ドキっ!!



まただ…



直が、やさしく微笑む度にドキドキする



「バスの中で調べた。

学校のヤツらが行かなそうで

景色のいいとこ」


「ウソ?直が?」

 
「お前、失礼だな」


「ごめん…直、ありがとう」



私が、素直に言うと直は

満面の笑みを浮かべた




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