トライアングル
それを見て直はふっと笑うと、頭を引き寄せて

キスを落とした。



キスしては見つめられて、再びキス…



どんどん甘く深くなるキスに身体中が

とろけていく…




「直…これ以上はダメだってー」



そんな言葉も気にせず、唇から離れた直の唇は

私の首へとそっと降りていく。




「あっ…」




私の漏れてしまった甘い声に満足そうな直。




「もっと聞きたい。鈴の声…」


「直…ここで?」


「鈴の身体は素直だけど?」


「だってー」




いつの間にか私の胸元は乱れていて

夏の夜風に当たっていた…




< 238 / 396 >

この作品をシェア

pagetop