トライアングル
ふと目を開けると、直に抱っこされてたまま

浜辺に座っていた。



「あれ?私…寝てた?」


「うん。ぶっ飛んでそのまま…30分?」


「え?ウソ??」


「マジ」





キャーーーごめーーん!!!




「起こしてくれて、良かったのにーーー」


「寝顔見ながら、浸ってたから…」


「恥ずかしい…」


「歩けるか?」


「うん。」





立ち上がって、乱れた浴衣を直した。



直に手を引かれて、駅まで向かった。




< 240 / 396 >

この作品をシェア

pagetop