トライアングル
「キレイだね」


「うん。でも鈴を見てたい…」


「え?何で?」


「そんなん決まってんじゃん

あーあ。ずっと鈴と回りてぇ…

学年事に飛行機は違うし、行動もズレるし

ムカつくよ」




ムスッとする直に背伸びをして抱き付いた。



「またさ、2人で来ようよ。ね?」


「約束だぞ」


「うん」



直も背中に手を回して、私を思いっきり

引き寄せた。



「直…スキ。大好き。」


「オレのが、絶対スキだけどな」



私が直を見上げると、直はちょっと照れながら

微笑んでいた。








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