トライアングル
目を開けると、ベンチの上で直に抱っこ

されていた。



「ごめん…ガマン出来なかった」


「しばらく動けない…」


「見回り切り抜けたから大丈夫って

lineきたから、まだ平気だよ」


「え?もうそんな時間?」


「ん…抱っこで戻る?」


「まだ一緒にいたい」



私がそう言うと、直が満足そうに笑って

キスをした。




「たまには外もいいな」


「え?それはヤダ…」


「すっげえ、ぶっ飛んでたくせに?」


「イジワル!!」



フッと直は笑っていた。



しばらく2人で話をして、私が歩けるように

なると、ホテルに戻った。



先生にもバレずに部屋に戻れた。



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