トライアングル
直………



シカトされたことも、初めて見る冷たい瞳も

私の胸にぐさっと突き刺さった。



ナイフでぐさっと刺されたような胸の痛みに

私はその場に座り込んだ…




「鈴…?大丈夫?」


「……愛桜…」




私は愛桜の胸に崩れるようにして泣いた…





ロビーのソファーに移動して、愛桜が口を

開いた。



「鈴、ほんとごめんね

私も軽率だった…」


「ううん。決めたのは私だから…」


「鈴…ムリしないで…

ツラいんでしょ!?」


「うん…」


「直くん、当て付けにあんなことしてる

だけだよ」


「うん…」


「1回部屋戻ろ?」




愛桜に付き添われて、部屋に戻り

食事とお風呂を終えて、自由時間になった




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