トライアングル
「はぁ…はぁ…」


激しすぎるキスに私の呼吸も乱れまくり…



直の胸に倒れ込んだ。



「まだまだ終わらないけど?

こんなんで許すつもりないから」


「え?」



私が顔を上げるとまだ冷たい目の直が

私を見下ろしていた。




「どーしたら…許してくれるの?」


「そんなん分かってんだろ」


「え?ここで?」



表情を一つ変えない直に、私は昔の記憶が

頭をよぎった。



何も言えなくなった私は直に従うしか

なかった…






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