トライアングル
キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴った!




「なーお…チャイム…」


「はぁ…早すぎ」



直は私を抱っこしたまま立ち上がって

屋上を出ようとした。




「直、降ろして」


「ヤダねー」


「恥ずかしい…」


「階段降りるまでだから」



なら人に合わないし、いいかっと思い

直の首に手を回して抱き着いた!



「直!好きだよ」


「なっ!?サボる?」


「違うって。」


「チェッ!!」




階段を降りると、舌打ちして私を下ろした。




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