トライアングル
早速2人で浴衣に着替えた。


「ちょっと、直!

あっち向いて、着替えてよ」



私の前で、堂々と服を脱ぎ始めた

直に、焦って言った。

 

「何だよ、今さらだろ?」


「そ〜ゆ〜問題じゃない」



いくら、何度も見たことあったって…。

暗闇の中と、こんな明るい電気の

下じゃ、全く違う!



上半身裸になった直は、面白がって

私の方へ、向かってくる。




「鈴!筋肉、触る?」




少し鍛えられた、胸の筋肉を触るように

近付いてくる…。



「いいよ、触らない」



私が背中を向けると、そのまま抱き締め

てきた。



『キャーー!直の素肌があったかくて

ドキドキするよ…』




私が、真っ赤になっていると

直は、耳元でそっと囁いた…。



「夜、鈴も見せてね!」


「なっ!!見せないし!」



着いて早々に、ドキドキが止まらない…






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