トライアングル
淳は、私たちが抱き合っている姿を見て
何も言えずに固まっていた。
「やべぇー」
直は、淳を見ると私を離した。
私は、まだ淳の存在に気付かず
直から離れると、振り返った。
「淳………」
淳の顔を見て、見られたと理解した。
淳は、驚き過ぎて言葉にならない表情で
私を見ていた…。
直は、荷物を持ってエレベーターを
降りた。
淳の前を、素通りしようとして
淳に腕を掴まれた。
「何?」
直の冷たい声に、私も身体中が震えた。
「お前、何やってた…今…」
「何やってたって?今、見た通りだよ」
「開き直るのかよ!!」
淳が、直の襟元をぐいっと掴んで睨んだ。
「何、彼氏ずら?
アイツを不安にさせといて
文句言ってんなよ!」
直は、淳の手を振りほどくと
廊下をスタスタ歩いて、
家の中に入って行った。
残された、私と淳…。
淳は、しばらく黙っていたが、
私を冷たい視線で見つめていた。
「今日顧問出張で、部活休みになってさ
家から、帰ってくるのが見えたから、
ビックリさせよーって待ってたんだ」
「………」
「お前ら…いつから??」
「………」
何も言えない私に、淳は溜め息をつくと
家の方へ歩いて行った。
何も言えずに固まっていた。
「やべぇー」
直は、淳を見ると私を離した。
私は、まだ淳の存在に気付かず
直から離れると、振り返った。
「淳………」
淳の顔を見て、見られたと理解した。
淳は、驚き過ぎて言葉にならない表情で
私を見ていた…。
直は、荷物を持ってエレベーターを
降りた。
淳の前を、素通りしようとして
淳に腕を掴まれた。
「何?」
直の冷たい声に、私も身体中が震えた。
「お前、何やってた…今…」
「何やってたって?今、見た通りだよ」
「開き直るのかよ!!」
淳が、直の襟元をぐいっと掴んで睨んだ。
「何、彼氏ずら?
アイツを不安にさせといて
文句言ってんなよ!」
直は、淳の手を振りほどくと
廊下をスタスタ歩いて、
家の中に入って行った。
残された、私と淳…。
淳は、しばらく黙っていたが、
私を冷たい視線で見つめていた。
「今日顧問出張で、部活休みになってさ
家から、帰ってくるのが見えたから、
ビックリさせよーって待ってたんだ」
「………」
「お前ら…いつから??」
「………」
何も言えない私に、淳は溜め息をつくと
家の方へ歩いて行った。