トライアングル
淳の後ろ姿を追って、私は走った。


「待って!」


淳は、ゆっくり立ち止まった。


「話、聞いて…?」


淳は、小さく頷くき、

家の中に私を入れた。


私は、直が部屋にいるかと思うと

来たことに気付かれたくなくて

物音立てずに、淳の部屋に入った。



淳は、ベットに座るから、

私は、淳の机の椅子に座った。



「私、修学旅行で1日直と一緒だったの

それで、その時に告白された…

でも私、自分の気持ちがまだわからなくて

直には、考える時間が欲しいって

言ったの」


「うん…」


「ねぇ、淳…私たちの関係って何?

いつも聞きたかった。


でも聞くのが恐くて…


聞けなかった…


私は、ずっと淳のことが好きで、

ずっと淳のことを見てきた。

淳は私のこと、どー思ってるの?」




淳は、下を向いて私の話を聞いていたが

ゆっくり顔を上げた。




もう冷たい目ではなかった…。



「好きだよ」


「ほんと?」



淳は、私の目を見て頷いた。





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