トライアングル
「可愛い♪」


箱の中でぴかぴか光っていた指輪は

華奢なデザインで真ん中にキラキラの

ダイヤモンドが光っていて…


ラブリーなリングだった



「店でかなりの時間悩んだ」


「そーなの?

直…ありがとう!」



直は指輪を箱から外すと、私の左手を取って

薬指にはめてくれた…



ぴったり…




「あとこれ…」



直はホテルのカードキーをテーブルに出した。




「部屋も取ってくれたの?」



直はにこっと笑うと、私の側に来て

手を出した




私は立ち上がって、直の手をぎゅっと握った。



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