トライアングル
次の日、私は熱が出て学校を休んだ。


淳が、心配してくれてメールをくれた。

直も、学校を休んでいると聞いた。



直にメールしたかったけど、何て言って

いいのかわからず…出来なかった…。


でも、直に答えられない私には

どーすることも出来なかった。




次の日、私は学校に行く準備をしていた

もちろん直が、迎えに来ることはない。


着替えようとしたら、思い出して

制服を落としてしまった。



………

……



「行ってきまーす」


何とか制服に着替えて、家を出た。

直を迎えに行くと、もういなかった…。



そーだよね、待ってる訳ないよ…。



学校まで、初めて1人で歩いた。

隣にいない直の存在に、溜め息を

つきながら…。



学校に着くと、愛桜が駆け寄ってきた。



「鈴!大丈夫なの?心配したよ…」


「うん…ごめんね」


私の表情を見て、愛桜は何かを察知した。



「ちょっと来て!」


そのまま屋上へと連れてかれた…。




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