トライアングル
朝、私は準備をしてます。

受験票と筆箱に…。


はぁ…緊張する〜



ピンポーン!!


こんな時間は…直しかいない…。

 
私は、玄関にダッシュした。



「おはよ!」


「直〜どーしよう〜」


「何?緊張してんの?」



私は、直の手を引っ張って

部屋に、連れてきた。



ギューーー


迷うことなく、直の胸に飛び込んだ!



「鈴?」


「ギューーーってして?」



直は、何も言わずに私のことを

力いっぱい、抱き締めてくれた。



緊張していた私も、直の温もりと

力強さで、不思議と落ち着きを

取り戻していた…。



< 63 / 396 >

この作品をシェア

pagetop