トライアングル
私が、ゆっくり目を開けると、

直が、私を見つめていた。



「おはよ!」


「おはよ」


「いつ起きたの?」


「さっき。で、鈴の寝顔見てた」


「恥ずかしい…起こしてよ…」




私が、照れて下を向くと

直が、私の髪の毛を

くるくる巻いて遊んでいた。




「何してんの?」



私が、ふっと顔を上げると

直が、ちゅっとキスをした。



「へ??」


「可愛い。

オレ、めっちゃ鈴のことスキ」


「うん、知ってるよ。

鈴も、どんどん直のことスキになる」


「鈴、マジ幸せ。

つーか身体、大丈夫か?」


「身体が重いし、ダルいよ」


「今日は、1日ゆっくりしよーぜ」





そう言って直は、また抱き締めてくれた。





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