ラベンダーと星空の約束+α
十分に… どうだろうな。
紫は鈍いから、俺の愛の深さと濃さを、正しく理解していないんじゃないかな。
だから「知ってる」と言われても
「分かってる」と言われても、
何度でも言わせてくれ。
「君を愛してる…」
くすぐったがる紫の耳に口をつけ、愛の言葉を囁いた。
君の脳裏に、この言葉が深く染み込む様に…
君の記憶に、いつまでも俺の声が残る様に…
そう願いを込めて。
幻想的な風景の中に一時間程身を置いて、それから家に戻った。
寝室での二人の時間も、大切で必要な時間。
ベットの中の紫は、艶めかしく美しく、今日も俺を陶酔させ……
おっと、悪いけどこの先は言えないよ。
ここから先の紫の姿は、俺だけの秘密にしたい。