しましまパンツマン
今日はしずっちさんもアスうさぎさんも、ゆいむさんも来ています。



花吉さんはカウンター席でダイアさんと、飲んでいます。



「コルキ姐、旅館たいへんなんやってな。どうなん?例のゆるキャラは」

ふーっと長い溜め息をついて、コルキさんは冷酒を口にしました。



「男衆とイチノが金タライにお湯を張ってね。アスうさぎちゃんの手作り石鹸でゴシゴシ洗って」


「そりゃーぁ、骨が折れたやろ~」



「金タライは役に立ったんやね」


「ええ花吉さん、大きな金タライをイチノが持ち帰った時は驚いたけれど」


「昼間、イチノさんは珈琲を飲みながら何度も溜め息をついてましたよ」


「ポーっとしているのか、ちゃんしているのか、よくわからないんだけど……」


「不思議ちゃんやけど、大胆やね~」


微笑むコルキさんは、いつもの明るいコルキさんです。





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