しましまパンツマン
「ピカピーはどうでしたか?」


「それがね、電撃ができなくなっていて、原因がわからないの」


「えーっ!?ポケモンバトルに出れないじゃないですか」


「そうなのよ。他にも技が使えなくなってるポケモンもいて……」

メーイさんは両手をつけて「お手上げよ」と、困り顔を浮かべました。


「ゆいむちゃん。昨日の大二郎さんの話、本当だったんだね」


「うん、ゆるキャラ類の異変……」


「なあに!?その話!詳しく聞かせて!!」


しずっちさんとゆいむさんは昨夜、でーんさんの居酒屋で大二郎さんから聞いた話を伝えました。


「……そんなことが起きていたなんて!!しかも、そんなに前から……」


メーイさんが深刻な顔で言います。


「もしかしたら……ホシカラちゃんも、ピカピーたちも!?……大変だわ!!」


「メーイさん!?大二郎さんの連絡先はご存知ですか?」


「ええ、電話帳に登録してるわ」

そう言うと、慌てて赤いクーペに乗り込みました。




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